教育・学習支援

目次

教育・学習支援の現場においてもアイトラッカーの導入が進んでいます。こちらの記事では、アイトラッカーを使うことで学習者のどのような情報が分かり、教育現場が抱える課題の解決にどう役立つのかについて詳しくまとめました。導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

教育・学習支援のアイトラッカー活用で分かること

理解度や集中度、興味をひくコンテンツなどを把握できる

アイトラッカーを教育現場に導入することで、学習者が「どの部分を」「どのような順番で」「どれくらいの時間」見ているのかの可視化ができます。 これによって、たとえば「文章を読む手が止まっている箇所」や「問題文の重要な語句を見落としている様子」などが客観的にわかるようになります。
こうした視線データから、生徒の理解度や集中度つまづきやすい箇所を読み解けるほか、どのようなコンテンツが学習者の興味を引くのかも分析できるため、日々の指導改善や、より分かりやすい教材づくりに活かせるようになります。

アイトラッカーで解決できる教育・学習支援の課題

生徒がつまづいている部分を特定したい

テストの点数だけでは見えにくい「思考の過程」を可視化できるのが、アイトラッカーの強みです。「問題文を最後まで読んでから回答しているか」「選択肢ばかりを見て迷っているか」「図解をしっかり読み解こうとしているか」といった学習のプロセスを視線データからひも解くことができます。生徒が間違えてしまった場合も、その根本的な原因を具体的に特定できるため、一人ひとりに寄り添った的確な指導へと改善できます。

人材育成を充実させたい

学校教育だけでなく、企業などの人材育成にもアイトラッカーは有効です。たとえば、プロフェッショナルや熟練者が指導を行う際の視線データを把握し、「プロは作業中、どこに注目しているのか」を新人へ視覚的に共有することで、言葉だけでは伝わりにくい暗黙知を効率よくレクチャーできるようになります。

オンライン学習で注意力が散漫になる

オンライン学習やデジタル教材では、「生徒が画面の前でしっかり集中できているか」が見えにくいという課題があります。アイトラッカーを活用すれば、学習者が重要なポイントをしっかりと見ることができているか、あるいは理解に時間がかかっている部分はないか、といったリアルな反応を捉えることができます。客観的な集中度のデータを根拠に授業の構成や学習環境を見直すことで、より良い教育コンテンツの開発に繋がります。

教育・学習支援のアイトラッカーの選び方

使いやすさや教育現場での実績などを確認する

教育・学習支援の目的でアイトラッカーを選ぶ際は、装着者の気が散らないよう装着する際の負担の少なさを重視しましょう。特に子どもが使用する場合は、なるべく軽量なデバイスを選ぶことが大切です。また、教員がスムーズにデータを扱えるようソフトの使いやすさをチェックし、あわせて教育現場での活用実績が豊富なメーカーであるかも確認しておくと安心です。
事前に「何を分析したいのか」というニーズを明確に書き出しておき、目的に合った機能を持つ機器を絞り込んでいくと、迷わずスムーズに選定できます。

まとめ

生徒の理解を助け、より良い教育コンテンツの開発につながる

教育・学習支援の領域において、アイトラッカーは学習者の「見えないつまずき」を発見する強力なツールとなります。生徒の視線の動きから「興味を持って見ているコンテンツ」と「あまり見られていないコンテンツ」を客観的に比較・把握できるため、生徒がより集中して取り組めるような、より良い教材の開発にも活かすことができます。

自社に合う
アイトラッカーを探す

【目的別】アイトラッカーおすすめ3選

ここでは、アイトラッカーの導入を検討している方向けに技術者による導入サポートとデモの開催や対応をしているアイトラッカーを目的別にご紹介しています。目的と用途に合わせて装置をピックアップしていますので、ぜひ製品選びの参考にしてください。

運転時や現場点検の
視線行動を計測したい

3選のイメージ1-2
  • 熟練技術者の視野を技能伝承に活かしたい
  • 屋内・屋外での自由な動きを計測したい
  • 難しい設定をしないで自社に合うものを導入したい
おすすめのアイトラッカー
自由に動きながら計測できる
装着型アイトラッカー
EMR-10
EMR-10
引用元:ナックイメージテクノロジー公式HP(https://www.eyemark.jp/reason/)
  • 使いやすさに特化した設計。タブレットPCですぐに接続・利用が可能
  • 自社の目的に合わせてカスタマイズや特注対応が可能
主な用途
技能伝承
運転
スポーツ
人間工学
心理学
       
レンタル可否
※1週間単位

特徴や導入事例を
詳しくチェック

対象物1点の細かい
視線を追跡したい
3選のイメージ2-2
  • 心理学など、学術的な研究に使用したい
  • 高い精度の視線計測を求めている
  • 今使っている生体計測と組み合わせたい
おすすめのアイトラッカー
人をより深く知るための
ハイスペックアイトラッカー
Tobii Pro スペクトラム
Tobii Pro スペクトラム
引用元:tobii公式HP(https://www.tobii.com/ja/products)
  • 最大1200Hzのサンプリングレートで高速な眼球運動のメカニズムも研究可能
  • アイトラッキング世界シェア No.1
主な用途
学術研究
マイクロサッカード
人間工学
心理学
       
レンタル可否
要問合せ

特徴や導入事例を
詳しくチェック

VRで再現された空間の
評価をしたい
3選のイメージ3-2
  • VR空間内での没入感を高めたい
  • ユーザーの注視点だけでなく感情も可視化したい
  • 商品企画の立ち上げから相談したい
おすすめのアイトラッカー
VR世界の脳活動を計測する
HMD型アイトラッカー
NeU-VR
NeU-VR
引用元:FoVE公式HP(https://fove-inc.com/product/)
  • ヘッドマウントディスプレイVR視聴中の脳活動・心拍および視線情報をリアルタイム計測
  • 立ち上げ段階から企画・開発を支援
主な用途
マーケティング
VR
空間評価
       
レンタル可否
※月単位

特徴や導入事例を
詳しくチェック

※2023年8月1日調査 googleで「アイトラッカー」で検索して表示された、アイトラッカー取り扱い企業の上位17社の中から、技術者による導入サポートとデモの開催または対応を行っている企業をピックアップし、以下の特徴で選出。
現場の複数箇所の視点を計測したい…唯一、導入企業の現場に合わせたカスタマイズ性と持つ装着型アイトラッカーを提供
対象物1点の細かい視線を追跡したい…唯一、視線データの取得量が一番高く(1200Hz)、マイクロサッカードを含む無意識な眼球運動を計測できる据え置き型アイトラッカーを提供
VRで再現された空間の評価をしたい…唯一、空間体験をしながら計測が可能なヘッドマウント型ディスプレイの装着型アイトラッカーを提供